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 Net-Tune


開発の背景

複数のパソコンや周辺機器をネットワークでつなぐ、ホームネットワークが登場し、ネットワーク上のデジタルコンテンツや周辺機器を共有できるメリットは、パソコンだけでなく、AV機器の活用方法にも大きく影響を与えることは明白です。オンキヨーではパソコンとAV機器との融合に早くから取り組んできましたが、さらにはネットワークに対応するオーディオ機器についても研究・開発を進めてきました。

Net-Tuneは、現在最も一般的なEthernet LAN上で、AV信号を効率よく転送、制御し、オーディオ機器と同様の快適な操作性を実現する、オンキヨーが開発した通信プロトコルです。(特許出願中)
オンキヨーではこのプロトコルを採用したオーディオ信号のストリーミング再生を製品化し、 国内では初めて、本格的なネットワークオーディオ機器として販売することができました。


※Ethernet(イーサネット)LAN: コンピュータや周辺機器を接続してデータをやりとりするネットワークの、最も一般的な規格。
※プロトコル: ネットワーク上の機器が通信する際の通信手順や規約。
※ストリーミング再生: 音声や映像データを受信しながら再生する方式。データは蓄積されない。

ネットワークモデル

Net-Tune のネットワークプロトコルでは一般的な HTTP や RTP と同様に OSI 階層モデルのプレゼンテーション層 および アプリケーション層で構成されています。 ただし、対象範囲は家庭内ネットワークに限定しています。 ネットワークモデル

※ OSI : Open Systems Interconnection
ネットワーク全体が効率よく動くようにすることを目的としてISO(国際標準化機構)が、コンピュータ業界の製品の標準を作成したのがOSI (オープンシステム間相互接続) モデルです。

モジュール構成

Net-Tune は、AVコンテンツを管理しネットワークへコンテンツの配信を行う「Net-Tuneサーバー」、サーバーからのコンテンツデータを受信する「Net-Tune クライアント」と サーバーやクライアントをネットワーク経由でリモート制御する「Net-Tune コントローラ」から構成されています。
Net-Tune コントローラは、Net-Tuneサーバー/クライアントのコントロールの他に、従来のスタンドアロンのAV機器をネットワークに対応させる機能(リモート制御や監視)も含まれています。

モジュール構成

Net-TuneはUPnPへの対応も視野に入れた開発を行っています。


各社サーバー機へのインストールが容易なプログラム構造

Net-Tune のサーバーモジュールは、ネットワーク配信を行う「サーバーコア」と楽曲データを管理する「データベースマネージャ(DB Mgr)」のサブモジュールから構成されています。
しかも、これらはプログラム構造上で完全分離しています。よって、サーバーコアは共通のままで、データベースマネージャのみを各社のデータベース仕様に応じてカスタマイズすることで、各社仕様のNet-Tuneサーバーを短期間で構築することが可能です。

Net-Tuneのインストール形態

従来のオーディオ機器と同様な快適な操作性の実現

リアルタイムの音楽ストリーム配信において、Net-Tuneのフロー制御はクライアント・プル型を採用しています。 これは音楽再生の主導権は常にクライアント(受信側)に置くことを前提にした制御方法であり、 クライアントからの要求に応じてサーバーはコンテンツを任意の位置から配信できる「ダイレクトアクセス方式」です。
従来のCDプレーヤーのようにユーザの操作に即座に反応してスキップしたり、早送りや早戻しするなどの各動作はクライアント・プル型が有効です。
これに対して、一般的なHTTPやRTPのフロー制御であるサーバー・プッシュ型は、サーバーからクライアントに対して一方的にデータを送りつけてくる方式であり、 カセットテープのようなシーケンシャルアクセスに似ています。よって、サーバー・プッシュ型でアクセス性を向上させる場合には、テープの回転数を上げて高速に読込むことになります。 すなわち、クライアント側に大きなバッファメモリが必要になります。
サーバー・プッシュ型のフロー制御はコンピュータアーキテクチャを前提としたものであり、AV機器のようなクライアント側のハードウェアをマイコンベースの小規模なハードウェアで構成する場合には適していないと考えました。
オンキヨーのクライアントは、Net-Tuneフロー制御に支えられ、極めてライトなハードウェアで構成でき、同時にダイレクトアクセスを基本とした、ユーザにストレスを感じさせない快適な操作環境を実現しています。


従来とのアクセス方法の違い

マルチゾーン音楽配信

Net-Tune サーバーは、同時に複数台の Net-Tune クライアントにコンテンツを独立して配信することが可能です。
Net-Tune コントローラも離れた場所から複数台の Net-Tune クライアントを制御したり監視することが可能です。Net-Tune コントローラ自体も複数台接続するこが可能です。
このように家族全員が、音楽の溢れる潤いのある生活空間を楽しむことができる夢のシステムを Net-Tune が実現します。

設置の例


著作権保護

オンキヨーでは、ネットワークオーディオ配信において、以下のとおり著作権保護に配慮したシステム設計を行っております。

●  Net-Tune のストリーミング・フロー制御は、ネットワークからのデジタルコピー(ハッキング)を困難にしています。
●  Net-Tune対応ホームサーバー機では、音楽コンテンツはセキュアな領域に格納され、デジタルコピーが防止されています。
●  1台のサーバー機から同時に受信できるクライアントの台数をリアルタイムに監視しながら制限しています。 (最大同時再生は3台まで)

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