| 大朏 |
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今後、東海東京証券をどのような会社したいとお考えですか。 |
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| 奥村 |
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今回の合併で強く打ち出したメッセージは、証券業を「生活産業にしよう」ということです。銀行に口座を持っていない人はいないと思いますが、証券会社と取り引きのある方はまだ非常に少ない。しかし本来、どの人にとっても個人の資産形成は必要なはずだし、個人の資産形成として最良の方法は広い意味の証券投資だと思うのです。一番商品を多様に揃えていて、一番資産形成にお役に立てるのは証券業界であるはずなのに、いろいろな理由があって、証券業界の方に責任があると私は思っていますが、生活産業にはなっていませんよね。ですから、そういう証券会社にしたい。そのためにはよい商品、リサーチ力、よいシステムなど、いろいろなものが要求される。通常の株式売買委託手数料は今、どんどん減ってきているので、フィナンシャルプランナーが実際に何をするかは難しいテーマですが、絶対にやらなければならない。進んでいるように言われるアメリカだってビッグバン前の1975年以前は、証券会社は日本と同じようにまったく信頼されていなかった。日本だってこれからです。 |
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| 大朏 |
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御社には株価ボードがない窓口、アゼリアサロンがありますが、あれも奥村社長の求める会社の姿の一つですか。 |
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| 奥村 |
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そうです。アゼリアサロンは昨日今日の株価ではなく、落ち着いた雰囲気の中で中長期的な資産運用の相談にじっくり乗るための店舗で、私が求めている個人営業の理想です。 |
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| 大朏 |
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株のネット取引もどんどん伸びていて、私もさっそくやってみたんです。御社のホームページを見たら、持ち上げるわけではないですが、いい装備をされていますよ。私も素人ではないのでいろいろ見ていますが、非常にわかりやすく、やりやすい。さっそくクリックしまして、入金もさせてもらって、一週間ぐらい前から面白くやらせていただいています。 |
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| 奥村 |
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それは光栄です。ネット取引は、難しいけれども非常に重要な問題で、証券業界の課題の一つだと思います。私どもはかなり早い段階で立ち上げたのですが、今のシステムが稼動し始めてからはまだ数ヵ月です。ネットの証券取引は、証券会社がご提案するサービスとしては非常に重要な機能の一つであると思っています。ただ、それがほとんどの個人の証券投資の媒体になるとは思っていません。限度があると思っています。 |
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| 大朏 |
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デパートへ行って、これどうですか、あれどうですかと店員に言われる煩わしさは嫌ですよね。ネット取引は、自分で好きなように売り買いできる。これは絶対に大きくなると、自分でやってみて思いました。ところで銀行マンから証券マンになって、どのような景色の違いが見えましたか。 |
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| 奥村 |
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評価される能力というのは、業界によって違うものだと実感しました。私は意欲がある人だったら必ずやってもらう場所があると思っています。人間の能力はそんなに小さくない。仮に能力に差があるとしても、それは種類が違うということで、意欲のない人はどうしようもありませんが、意欲さえあればやってもらうところが必ずある。銀行という一つの業種にだけいたら、それがなかなかわからなかったでしょうね。プロ野球でも、ベンチで声を上げる者も必要だと言うじゃないですか。それは絶対にある気がします。だから給与体系を精緻につくりさえすれば、意欲のある人に辞めてもらう必要はまったくない気がします。 |
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| 大朏 |
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奥村社長は銀行時代から大変人気のある方だと聞いておりますし、部下の人たちもいい社長に恵まれたと思っているでしょうね。今後、仕事を離れて個人的にやってみたいことはありますか。 |
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| 奥村 |
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まだ考えていません。ただ何年先になるかわかりませんが、かなり早い段階で辞めても私は絶対に退屈はしないと思いますね。 |
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| 大朏 |
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すごいですね。 |
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| 奥村 |
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私の取り柄は、何をやらされてもそこで楽しみを見つけること。趣味の世界の追求でも、社会のためでもなく、自分自身の喜びのためにやるボランティアもいっぱいあると思います。 |
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| 大朏 |
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私の質問に具体的にお答えにならないのは、今は将来のことは考えず、やることをやればいい。退屈することはないという自信だけ持っていればいいということですね。 |
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| 奥村 |
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それだけです。 |
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| 大朏 |
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私も何も考えていないものですから、それを聞いて安心しました(笑)。 |